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眞箇
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ほんと
ふりがな文庫
“
眞箇
(
ほんと
)” の例文
新字:
真箇
『
眞箇
(
ほんと
)
。ホラ、今朝島田さんから戴いた綺麗な繪葉書ね、姉ちやんが、あれを取上げて
奈何
(
どう
)
しても返さないから、代りに此を貰つたの。』
札幌
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『
林檎
(
りんご
)
を
掘
(
ほ
)
つてるッて、
眞箇
(
ほんと
)
か!』と
兎
(
うさぎ
)
が
腹立
(
はらだゝ
)
しげに
云
(
い
)
ひました。『オイ、
來
(
き
)
て
助
(
たす
)
けて
呉
(
く
)
れ!』(
猶
(
な
)
ほ
硝子
(
ガラス
)
の
破
(
わ
)
れる
音
(
おと
)
がする)
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
幾何
(
いくら
)
叱つても山内さんを見れや然う言ふもんですから困つて了ひますよ。ホホヽヽ。七月兒だつてのは
眞箇
(
ほんと
)
で御座いませうかね?
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『
私
(
わたし
)
は
今
(
いま
)
屹度
(
きつと
)
罰
(
ばつ
)
せられるんだわ、
斯
(
か
)
うして
自分
(
じぶん
)
の
涙
(
なみだ
)
の
中
(
なか
)
に
溺
(
おぼ
)
れるな
ン
て—
眞箇
(
ほんと
)
に
奇態
(
きたい
)
だわ!けども
今日
(
けふ
)
は
何
(
なに
)
も
彼
(
か
)
も
皆
(
みん
)
な
變
(
へん
)
よ』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
『然し面白いなア。ハッハハ。
眞箇
(
ほんと
)
だつたら實に面白い。可し/\、一つ吉野に
揶揄
(
からか
)
つてやらう。』と一人
態
(
わざ
)
と面白さうに言ふ。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
『だッて、
私
(
わたし
)
は
先
(
さツ
)
きには
斯麽
(
こんな
)
に
小
(
ちひ
)
さかなかつたんですもの、なかつたんですもの!
眞箇
(
ほんと
)
に
餘程
(
よつぽど
)
酷
(
ひど
)
いわ、さうよ!』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
『
眞箇
(
ほんと
)
には
眞箇
(
ほんと
)
でせうよ。隔離所は三人とか收容したつてますから。ですけれど大丈夫ですわねえ、餘程離れた處ですもの。』
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『いや、中學生には中學生でせう。
眞箇
(
ほんと
)
の乞食なら、嘘にしろ何にしろこんな葉書まで寄越す筈がありません。』
葉書
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『成程。それで何かな、先生、お前樣は一人でも此村に信者が出來ると、何處へも行かねえつて言つたけが、
眞箇
(
ほんと
)
かな? それ聞かねえと飛んだブマ見るだ。』
赤痢
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『
可怪
(
をかし
)
いなア。婆さん、役場から
眞箇
(
ほんと
)
に通知書が行つたのかい? 子供を學校に出せといふ書附が?』
足跡
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『
眞箇
(
ほんと
)
だぞえ。寢れば癒るだあに。』とお申婆も口を添へる。
赤痢
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『
眞箇
(
ほんと
)
にせえ。歸るべえが?』と、その隣りのお申婆へ。
赤痢
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『
眞箇
(
ほんと
)
ですか?』と東川は力を入れる。
足跡
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
眞
部首:⽬
10画
箇
常用漢字
中学
部首:⽵
14画
“眞”で始まる語句
眞
眞實
眞中
眞面目
眞白
眞赤
眞直
眞黒
眞似
眞個