眞箇ほんとう)” の例文
新字:真箇
『さう、眞箇ほんとうに!』おそれて尻尾しツぽさきまでもふるへてゐたねずみさけびました。』わたし斯麽こんなことはなしたが最期さいごわたしの一家族かぞくのこらずねこ仇敵かたきおもふ。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
目的あてが外れたといふ樣に、富江は急に眞面目な顏をして、『眞箇ほんとうですよ。』
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
つてるわよ、わたしたまごべたわ、眞箇ほんとうよ』ときはめて正直しやうぢきあいちやんがひました、『ちひさなをんなだつてへびのやうに矢張やツぱりたまごべるわ、けど』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
眞箇ほんとうだよ。寄越さなかつたら俺が迎ひに行くぞ。』
足跡 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
『さうか、眞箇ほんとうに!』とはとひど輕蔑けいべつした口調くてうで、『これまでに澤山たくさんちひさなをんなたが、人間にんげんはそんなくびをしちやない!いや/\!おまへへびだ、なん辯疏いひわけしても駄目だめだ。 ...
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
『先生ア眞箇ほんとうに千早先生の辭表を受け取つたすか?』
足跡 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)