“辯疏”のいろいろな読み方と例文
新字:弁疏
読み方割合
いひわけ80.0%
べんそ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかなにれには意味いみがあるやうにおもはれる。「——およげないとの辯疏いひわけで——」其方そのはうにはおよげぬか、え?』つて軍人ネーブはう御覽ごらんになりました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
『え、被來いらしつてよ。』と言つた顏は心持赧かつた。『それに、今日は三十日ですから少し月末の調べ物があつて……。』と何やら辯疏いひわけらしく言ひながら、下駄を脱いで
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
若し野外劇は劇場を出でたる公開の場所に於て行はるゝ事を以て辯疏べんそとするならば新聞記者は自ら演劇の何たるかを解しない無智文盲の徒たる事を告白するに過ぎない。
十年振:一名京都紀行 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)