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辯疏
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いひわけ
ふりがな文庫
“
辯疏
(
いひわけ
)” の例文
新字:
弁疏
『
併
(
しか
)
し
何
(
なに
)
か
其
(
そ
)
れには
意味
(
いみ
)
があるやうに
思
(
おも
)
はれる。「——
泳
(
およ
)
げないとの
辯疏
(
いひわけ
)
で——」
其方
(
そのはう
)
には
泳
(
およ
)
げぬか、え?』
云
(
い
)
つて
軍人
(
ネーブ
)
の
方
(
はう
)
を
御覽
(
ごらん
)
になりました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
『え、
被來
(
いらしつ
)
てよ。』と言つた顏は心持赧かつた。『それに、今日は三十日ですから少し月末の調べ物があつて……。』と何やら
辯疏
(
いひわけ
)
らしく言ひながら、下駄を脱いで
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『そんな
譯
(
わけ
)
ぢやなくッてよ』と
優
(
やさ
)
しくも
愛
(
あい
)
ちやんが
辯疏
(
いひわけ
)
しました。『
眞箇
(
ほんと
)
に
腹立
(
はらだち
)
ッぽいのね、もう
怒
(
おこ
)
つてゝ!』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
『
何有
(
なあに
)
!』とお由は又言つた。そして、先刻から三度目の同じ
辯疏
(
いひわけ
)
を、同じ樣な詰らな相な口調で附け加へた、『晩方に庭の
臺木
(
どぎ
)
さ
打倒
(
ぶんのめ
)
つて
撲
(
ぶ
)
つたつけア、腰ア痛くてせえ。』
赤痢
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『さうか、
眞箇
(
ほんとう
)
に!』と
鳩
(
はと
)
は
甚
(
ひど
)
く
輕蔑
(
けいべつ
)
した
口調
(
くてう
)
で、『これまでに
澤山
(
たくさん
)
小
(
ちひ
)
さな
女
(
をんな
)
の
子
(
こ
)
を
見
(
み
)
たが、
人間
(
にんげん
)
はそんな
首
(
くび
)
をしちや
居
(
ゐ
)
ない!いや/\!お
前
(
まへ
)
は
蛇
(
へび
)
だ、
何
(
なん
)
と
辯疏
(
いひわけ
)
しても
駄目
(
だめ
)
だ。 ...
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
▼ もっと見る
「だつて、
那麽
(
あんな
)
切懸
(
きつかけ
)
だつたんだもの。」と心で
辯疏
(
いひわけ
)
して見ても、
怎
(
どう
)
やら氣が落着かない。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
九時半頃、秋野教師が遲刻の
辯疏
(
いひわけ
)
を爲い/\入つて來て、何時も其室の柱に懸けて置く黒繻子の袴を穿いた時は、後から/\と來た新入生も大方來盡して、職員室の中は空いてゐた。
足跡
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『千早さん、
先刻
(
さつき
)
は急しい時で……』と
諄々
(
くど/\
)
辯疏
(
いひわけ
)
を言つて
足跡
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
辯
部首:⾟
21画
疏
漢検準1級
部首:⽦
12画
“辯”で始まる語句
辯解
辯
辯護
辯舌
辯口
辯佞
辯巧
辯知
辯駁
辯説