トップ
>
『昇降場』
ふりがな文庫
『
昇降場
(
プラットフォーム
)
』
仙台の師団に居らしッた西田若子さんの御兄いさんが、今度戦地へ行らッしゃるので、新宿の停車場を御通過りなさるから、私も若子さんと御同伴に御見送に行って見ました。 寒い寒い朝、耳朶が千断れそうで、靴の裏が路上に凍着くのでした。此寒い寒い朝だのに …
著者
広津柳浪
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約17分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
饒舌
(
じゃべり
)
辛
(
や
)
辛
(
やっ
)
首肯
(
うつむ
)
彼方
(
あのかた
)
可怖
(
こわい
)
懐
(
だ
)
其方
(
そのかた
)
何
(
どう
)
入
(
いら
)
彼
(
あの
)
平生
(
つね
)
兵士
(
へいたい
)
可厭
(
いやな
)
悉皆
(
みんな
)
揉
(
もま
)
餓
(
ひも
)
彼
(
あ
)
幾個
(
いくたり
)
何様
(
どんな
)
路上
(
じべた
)
扮装
(
なり
)
唯
(
た
)
含
(
ぐ
)
急歩
(
いそ
)
突如
(
だしぬけ
)
普通
(
ただ
)
列車
(
くるま
)
発
(
おこ
)
為
(
し
)
彼様
(
あんな
)
悧発
(
りこう
)
態
(
わざ
)
退
(
ひ
)
戦争
(
いくさ
)
戦死
(
うちじに
)
既
(
も
)
此様
(
こんな
)
些
(
ち
)
何人
(
だれ
)
悄然
(
しょんぼり
)
生命
(
いのち
)
中
(
うち
)
乃公
(
おれ
)
迚
(
とて
)
先刻
(
さっき
)
其那
(
そこら
)
凛々
(
りり
)
赤
(
あか
)
見恍
(
みと
)
美子
(
とよこ
)
凝乎
(
じっ
)
看々
(
みるみる
)
別離
(
わかれ
)
為方
(
しかた
)
千断
(
ちぎ
)
可厭
(
いや
)
可怖
(
こわ
)
各箇
(
いくつ
)
四辺
(
あたり
)
奪
(
と
)
宅
(
うち
)
尾
(
つ
)
懐裏
(
ふところ
)
屹度
(
きっと
)
下墨
(
さげす
)
意
(
こころ
)
御兄
(
おあに
)