“列車”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
れつしや46.2%
れっしゃ38.5%
くるま7.7%
れっしや7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
列車れつしやは、おやとおもふほど何処どこまでも長々なが/\つらなつたが、これ後半部こうはんぶ桐生行きりふゆきてられたものであつた。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
列車れっしゃは、くまと自分とを真暗まっくらやみの貨車かしゃの中にとじこめたまま、なにも知らずに、どんどんとはしっている。少し速度そくどがゆるんできたようだ。
くまと車掌 (新字新仮名) / 木内高音(著)
御兄さんの乗って居らッしゃる列車くるまを探したんですもの、人にもまれ揉れて押除けられたり、突飛ばされたりしながら。
昇降場 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
しあわせにもランプはえなかったが、それといっしょに自分は、列車れっしやれい急勾配きゅうこうばいにさしかかろうとしているなとかんじて、ひやりとした。自分は、ブレーキをまかなければならないのだ。
くまと車掌 (新字新仮名) / 木内高音(著)