“くるま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
33.7%
29.6%
腕車9.9%
人力車5.6%
自動車4.7%
人車2.7%
2.5%
牛車1.9%
車輪1.4%
輿0.8%
車駕0.4%
0.4%
牛輦0.2%
貨車0.2%
0.2%
0.2%
躄車0.2%
久留馬0.2%
來馬0.2%
其腕車0.2%
列車0.2%
0.2%
囚人自動車0.2%
巻纏0.2%
御輦0.2%
抱車0.2%
来間0.2%
来馬0.2%
0.2%
枢機0.2%
檻車0.2%
水車0.2%
洋車0.2%
滑車0.2%
荷車0.2%
躄者車0.2%
車声0.2%
車輌0.2%
車輛0.2%
車轍0.2%
0.2%
輪宝0.2%
轆轤0.2%
馬車0.2%
鳳輦0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私たちは時間にで牛込の家を出た。暑い日であった。メリンスの風呂敷包みの骨壺入りの箱を膝に載せて弟の俥は先きに立った。
父の葬式 (新字新仮名) / 葛西善蔵(著)
上窄りになった井筒、鉄のは少しけてよく綱がはずれ、釣瓶は一方しか無いので、釣瓶縄の一端を屋根の柱にわえてある。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
腕車から降りて行った笹村は、まだ寝衣を着たままの正一が、餡麺麭を食べながら、ひょこひょこと玄関先へ出て来るのに出逢った。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
やがて町はずれの狭く急なる曲がりかどを争うと見えたりしが、人力車は無二無三に突進して、ついに一歩をきけり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
たなしまで来ると、赤土へ自動車がこね上って、雨のざんざ降りの漠々とした櫟の小道に、自動車はピッタリ止ってしまった。
放浪記(初出) (新字新仮名) / 林芙美子(著)
わたしも他の人達とあとや先になって、雨あがりの路をたどってゆくと、一台の人車がわたしたちを乗り越して通り過ぎた。
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
さればもとれる世を益せんため、目を今にとめよ、しかして汝の見ることをかなたに歸るにおよびてせ。 一〇三—一〇五
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
青糸毛牛車が三井寺の門前にしずかに停まると、それより先きに紫糸毛の牛車が繋がれていた。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
と、突如、車輪が砂利を噛むように、お廊下に沿った一部屋に、わらわらわらと人声が湧いて
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
彼の妻は、盛装をこらし、美々しい輿に乗って、大将軍郭汜夫人を訪問に出かけた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ガタリ、ガタリと重いの音が石高路に鳴つて、今しも停車場通ひの空荷馬車が一台、北の方から此村に入つた。荷馬車の上には、スツポリと赤毛布を被つた馬子胡坐をかいてゐる。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
車寄には、誰彼の参内の諸卿牛輦が、雑鬧していた。舎人や、牛飼たちが、口ぎたなく、あたりの下に争っている。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
箭四郎、箭四郎」供待ちへ、こう呼びたてて、範綱は、あわただしく牛輦の裡へかくれた。そして、揺られゆく途々に、ふとまた、不安なものを感じてきた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いやそのお案じには及びませぬ。李固貨車をつけて先に帰してやり、まずお宅さまへ、無事なご消息さえ伝言させておかれさえすれば」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
数珠つなぎの人と馬とそして貨車とを追い立てていたのは、挿翅虎雷横であり、また美髯公の朱同であった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孫策はに乗って、城門から出てきた。さだめし赦免されるであろうとみな思っていたところ彼の不機嫌は前にも増して険悪であった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、路傍に沿って、飄々と一緒についてくる老人がある。孫策がの内からふと見ると、于吉だった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
薄暗い二間には、襤褸布団って十人近くも寝ているようだ。まだつかぬ者は、頭を挙げて新入の私をしそうに眺めた。
世間師 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
いつもこんな日には、外稼ぎの連中は為事にも出られず、三度の飯を二度にして、転々襤褸布団りながら冴えない顔をしているのだが、今日ばかりはそうでない。
世間師 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
二人は、躄車を押して、屋敷の方へ行くことにし、頼母は、まず、草に捨ててある刀を拾い取り、老人の背の鞘へ差してやった。それから躄車を押しにかかった。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
躄車などに乗せてやりましては、世間への見場悪く、……いっそ、道了様を屋敷内へお遷座ししたらと……庭師に云い付け、同じ形を作らせましたところ、虚妄の父、それを同じ道了様と思い
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「中國浪人久留馬登之助、——顏に向うのある、三白眼の大男、海道筋に響いた無法者でございます」
淡路と麻との關係に就いては津名郡來馬村に伊勢久留麻神社があり、名所圖會に、「一書伊勢の久留眞神社は(中略)麻を植そめし神にて阿州麻殖郡にも同神あり。」
甚麽人が其腕車を曳いたのか解らぬ。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
御兄さんの乗って居らッしゃる列車を探したんですもの、人にれ揉れて押除けられたり、突飛ばされたりしながら。
昇降場 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
老婆や新一が思いだして覗いてみると敷きっぱなしにしてある夜具の中にっていたり、時とすると夜具の上に腹這いになって何か独言を云っていることもあった。
狐の手帳 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
まるで材木でも運ぶような塩梅に、市ヶ谷行きの囚人自動車に積み込む——とまア、そんな工合になっちまってるんです……こうなるとなんですな
あやつり裁判 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
磯が火鉢の忽々き初めるや布団がむくむく動いていたが、やがてお源が半分布団に巻纏って其処へ坐った。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
御輦のひゞき今いづこ
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
お見受申せば貴老のお屋敷には立派な黒塗の抱車があって車夫も一人いる御様子です。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
本島にも宮古の離島来間にも残っているが、その中で有名なのは『宮古島旧史』に記録されている話である。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
来馬では無かろうか。」
新訂雲母阪 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
コールタで塗った門の扉がたしかにあるので、そっと手をかけてみると扉のはすぐ落ちた。そこはその傍の問屋荷揚場らしい処で、左側に山口家の船板塀があり、右側に隣の家の煉瓦塀があった。
水魔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
そう女房をはげましつつ、地下道のどんづまりまで来て手さぐりで、を起す枢機をまさぐるのだった。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
「箭四郎どのは、今しがた、和子様を背に負って、流人檻車を、見物に参りました」やがてその箭四郎が、十八公麿を負って、帰ってくると、範綱は
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「太郎作さん、水車は大丈夫かえ」
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
邦人達は、つい三丁先へ野菜ものを買いに行くのでも、洋車にふんぞりかえって、そのくせ、苦力にやる車代はむちゃくちゃに値切りとばして乗りつけなければ、ならないものと心得ていた。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
『そら、巻くぜ。』と一人の屠手は天井にある滑車を見上げ乍ら言つた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
いつも物置の、小舎にばかりゐたが、荷車にのせられました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
老人はそう叫びながら、やがて、片手で棒を握り、それで漕いで、躄者車を前へ進め、片手で刀を頭上に振りかぶり、頼母の方へ寄せて来た。頼母は、唖然とした。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
車声は走り初めた。耳門はがらがらと閉められた。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
ぎ曳き来る真黒なる火薬車輌
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
楊樹のを成しているところだ。車輛が五台ほど続いているのを見た。
一兵卒 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
客去りて車轍のみ幾条となく砂上にかなる山木の玄関前、庭下駄のまゝ枝折戸開けて、二人のの手をへて現はれぬ、姉なるは白きフラネルの単衣に、の如き黒髪グル/\と無雑作
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
の暦法を用い、に乗り、周のをかぶるがいい。舞楽はがすぐれている。𨜟の音楽を禁じ、佞人を遠けることを忘れてはならない。𨜟の音楽はみだらで、佞人は危険だからな。」
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
(6)旧約伝道の書第十二章第六—七節、「る時には銀の紐は解け金の盞は砕け吊瓶は泉の側に轆轤れん、してく土に帰り霊魂はこれをけし神にかえるべし」
「やい、何をぼやぼやしてやがるんだ、椋鳥め、手前の眼にゃあ、お上の馬車が見えねえのかっ!」
北の中門の外に、お微行鳳輦が横づけになっているではないか。法皇は、ひそかにお出御になろうとしている。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)