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牛輦
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くるま
ふりがな文庫
“
牛輦
(
くるま
)” の例文
車寄
(
くるまよせ
)
には、誰彼の参内の
諸卿
(
しょけい
)
の
牛輦
(
くるま
)
が、
雑鬧
(
ざっとう
)
していた。
舎人
(
とねり
)
や、牛飼たちが、口ぎたなく、
陽
(
ひ
)
あたりの下に争っている。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
箭四郎
(
やしろう
)
、箭四郎」供待ちへ、こう呼びたてて、範綱は、あわただしく
牛輦
(
くるま
)
の裡へかくれた。そして、揺られゆく
途々
(
みちみち
)
に、ふとまた、不安なものを感じてきた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「や……有範が」そんな予感があったように、範綱は、すぐに、
牛輦
(
くるま
)
を引っ返して、日野の里へいそがせた。病室は、しいんとしていた。胸さわぎが先に立った。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
牛
常用漢字
小2
部首:⽜
4画
輦
漢検1級
部首:⾞
15画
“牛”で始まる語句
牛
牛蒡
牛込
牛車
牛乳
牛酪
牛耳
牛頭
牛肉
牛馬