“みくるま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御車58.1%
御輦25.8%
鳳輦6.5%
御牛車3.2%
御駕3.2%
聖駕3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これは、中宮のお実家方さとがたに、俄な御病人が出来たため、夜もいとわせ給わず、おん見舞にまかられる御車みくるまです。——列を遠くにお開きなさい」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ぢゃによって、こひかみ御輦みくるま翼輕はねがるはとき、かぜのやうにはやいキューピッドにもふたつのはねがある。あれ、もう太陽たいやうは、今日けふ旅路たびぢたうげまでもとゞいてゐる。
いつも行幸みゆき鳳輦みくるま
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「関白殿の御牛車みくるまと申されても、それは代参、殊に女性にょしょうじゃ。しばらくの御遠慮苦しゅうござるまい」
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
御駕みくるま空に駐るべく
天地有情 (旧字旧仮名) / 土井晩翠(著)
少女をとめたち、黄菊には聖駕みくるまの軋みもこもる。
第二海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)