“おかご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御駕籠33.3%
御加護33.3%
御駕33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明し居るに其夜平兵衞ひそか辨當べんだうを持來りて與へ明日御奉行樣御登城掛を待ち受け御駕籠おかごに付て願ふべし御駕籠のうちより何事ぞとたづねらるゝときをつと難儀なんぎ御救おんすくひの御慈悲を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
うち是お節願うてもなき幸ひが出來たぞ嗚呼あゝ是が矢張やつぱり天道樣の御たすけぢやヤレ嬉しやかたじけなやサア己と一所に來やれと云どお節は合點がてんゆかずデモマア九助が切れる故御家老樣へとなかばもいはせずナニ願ひも糸瓜へちまも入ものかと云節お節は未だ解せずデモ爪印つめいんが濟だ上は捨て置たら夫のいのちそれ御駕籠おかご駈付かけつけてと藤八一人呑込でお節を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
病床びょうしょうにありし良人おっとへも委細を語りて、これも天の御加護おかごならんと、薬も買いぬ、小供に菓子もうてりぬ、親子三人久し振りにて笑い顔をも見せ合いしに、良人のやまいはなおおもり行きて
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
「——お屋敷は近うございます、およろしければ御駕おかごを命じましょう、……お顔色が悪うございますから、そう致すほうが」
菊千代抄 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)