“御救”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おすくい33.3%
おたす33.3%
おんすく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あなたは亀屋かめや御出おいでなされた御客様わたくしの難儀を見かねて御救おすくい下されたはまことにあり難けれど、到底とてものがれぬ不仕合ふしあわせと身をあきらめては断念あきらめなかった先程までのおろかかえって口惜くちおしゅう御座りまする
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ないないかような大難にうて、天主でうす様の御救おたすけにあずかり、天国はらいそうへ生れて、安楽な活計たつきに、ひもじい目にもわず、瓔珞ようらくをさげていたいと願うていたところじゃ、早う打ち殺して
切支丹転び (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
明し居るに其夜平兵衞ひそか辨當べんだうを持來りて與へ明日御奉行樣御登城掛を待ち受け御駕籠おかごに付て願ふべし御駕籠のうちより何事ぞとたづねらるゝときをつと難儀なんぎ御救おんすくひの御慈悲を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)