“うしぐるま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
牛車75.0%
牛輦12.5%
太平車6.3%
牛馬舎6.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宗任むねとう牛車うしぐるまいながら、今夜こんやこそ義家よしいえころしてやろうとおもいました。
八幡太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
と返事しながらふりかへつた良寛さんは、慌てて道をあけた。一台の牛車うしぐるまがすぐうしろに来てゐたからであつた。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
起つと共に、裏門へ通じる道のわかれに、ぐわらぐわらと牛舎うしやの方から一輛の牛輦うしぐるまが引出されて来た。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
牛輦うしぐるまわだちは、御所の裏門をきしみ出るなり、石を噛み、泥濘ぬかるみかしいで、ぐわらぐわらと揺れ進んで行くのだった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「けれど条件がございます。——物々しき官用の太平車うしぐるまや旗などは廃し、お贈り物は、すべて人の担げるほどな行嚢つつみにあらため、護衛兵の力者もみなただの強力ごうりきに仕立てなければいけません」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
角な荷梱にごり十箇。それには、大名府の役署に命じて、十りょう太平車うしぐるまを出させる。また軍兵のほか、軍部から力者十人を選ばせて、一輛一人ずつを配して付ける。……さらに車輛一台ごとに立てる黄旗の文字には——献賀蔡大臣生辰綱さいだいじんのたんじょういわいのにもつ——と書く。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
伯父の鳥羽蔵とばぞうという者は、前は貧しい百姓であったが、縁にすがって、頭殿に願い、六条の館に召使われる身となって、合戦の日までは、中門の牛馬舎うしぐるまをあずかり、牛飼頭うしかいがしらとして、太刀をもく身となった人である。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)