“太平車”の読み方と例文
読み方割合
うしぐるま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
角な荷梱にごり十箇。それには、大名府の役署に命じて、十りょう太平車うしぐるまを出させる。また軍兵のほか、軍部から力者十人を選ばせて、一輛一人ずつを配して付ける。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「けれど条件がございます。——物々しき官用の太平車うしぐるまや旗などは廃し、お贈り物は、すべて人の担げるほどな行嚢つつみにあらため、護衛兵の力者もみなただの強力ごうりきに仕立てなければいけません」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)