“天下太平”の読み方と例文
読み方割合
てんかたいへい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つるよ、いよ、とびたまへば、をりから天下太平てんかたいへいの、蒼空あをぞらたかしたりける、丹頂千歳たんちやうせんざいつる一羽いちは、ふは/\とりて、ゆき末黒すゑぐろ大紋だいもんそでしぼつてかしこまる。
妙齢 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
のちのちあの大きな二はば三幅の竪旗たてはたとなり、その布の上に天下太平てんかたいへいだの、国土安全こくどあんぜんだのの文字を書くことになってから、それがよく読めるように、片がわにをつけ綱をとおし
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)