“太平楽”のいろいろな読み方と例文
旧字:太平樂
読み方割合
たいへいらく93.3%
あんき6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多分本場のその幅十間、長さ四十間という大岩の上あたりで、飲みながら、わが道庵先生は、太平楽たいへいらくを並べているのだろうと米友が思う。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
このような太平楽たいへいらくを、何の屈託くったくもなしに平然と口にすることのできた自分の浅墓さに私はいきどおりをかんじないではいられぬ。
親馬鹿入堂記 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)
太平楽あんきなにも程がある。わしゃこの二、三日、寿命を縮める思いをしながらアンタの行方を探いておったがなア」