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牛輦
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うしぐるま
ふりがな文庫
“
牛輦
(
うしぐるま
)” の例文
牛輦
(
うしぐるま
)
の
轍
(
わだち
)
は、御所の裏門を
軋
(
きし
)
み出るなり、石を噛み、
泥濘
(
ぬかるみ
)
を
傾
(
かし
)
いで、ぐわらぐわらと揺れ進んで行くのだった。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
起つと共に、裏門へ通じる道の
岐
(
わか
)
れに、ぐわらぐわらと
牛舎
(
うしや
)
の方から一輛の
牛輦
(
うしぐるま
)
が引出されて来た。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
牛輦
(
うしぐるま
)
が、前から来た。悪路に揺れて、輦の簾が、音をたてている。泥濘をよけつつ、それと、すれちがう時、小次郎は、簾のすき間から、チラと見えた麗人の白い
容貌
(
かんばせ
)
と黒髪に、胸が、どきっとした。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
牛
常用漢字
小2
部首:⽜
4画
輦
漢検1級
部首:⾞
15画
“牛”で始まる語句
牛
牛蒡
牛込
牛車
牛乳
牛酪
牛耳
牛頭
牛肉
牛馬