“じんりき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
人力72.4%
人力車20.7%
人車3.4%
神力3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから人力じんりきにゆられて夜ふけの日比谷御門ひびやごもんをぬけ、暗いさびしい寒い練兵場わきの濠端ほりばたを抜けて中六番町なかろくばんちょうの住み家へ帰って行った。
銀座アルプス (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
さて重二郎は母の眼病平癒へいゆのために、暇さえあれば茅場町の薬師やくし参詣さんけいを致し、平常ふだんは細腕ながら人力車じんりきき、一生懸命に稼ぎ、わずかなぜにを取って帰りますが
飯田町へ降りては電車に乗るのもいやで、一時も早くというような心持ちに人車じんりきを命じて、大木の家まで走りついた。
廃める (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
別ち得ばよし、別ち得ずんば国王よく聞け、汝を亡ぼし、汝の国をも我が神力じんりきもて滅すべし、七日なぬかの間にこの棄老をばほろぼすべきぞ、と厳然としてげければ、王は大きに驚きおそ
印度の古話 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)