“じんりよく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
盡力66.7%
人力33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、麻雀マアジヤンたちまちにして日本にほん社會しやくわい飛躍ひやくした。これは一めんあきらか麻雀戲マアジヤンぎそのものの魅力みりよくからだ。そして、一めん空閑緑くがみどり以下いか識者しきしや盡力じんりよくからにちがひない。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
いとしきこととひかけては幾度いくたびはヽそでしぼらせしが、そのはヽにもまた十四といふとし果敢はかなくわかれていま一つのいたはしさ、かの學士がくしどの其病床そのびやうしよう不圖ふとまねかれて盡力じんりよくしたるが原因もととなり
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
細工に落ちると云ふが、僕のやる事は、自然の手順が狂はない様にあらかじめ人力じんりよくで装置をする丈だ。自然に背いた没分暁ぼつぶんぎょうの事を企てるのとはたちが違ふ。細工だつて構はん。細工がわるいのではない。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
今日こんにちのごとく機械きかいちからがない時代じだいでありますから、たゞ多數たすう人間にんげんちからあはせて、ときには牛馬ぎゆうばちからりたかもわかりませんが、おほくは人力じんりよくをもつてなされたものに相違そういありません。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)