人力じんりよく)” の例文
また二十尺にじつしやく三十尺さんじつしやくたかいし兩側りようがはてゝ、そのうへよこ巨石きよせきせてあるものなどは、たゞ人力じんりよくだけでもつてなされるものではなく、種々しゆ/″\工夫くふうこらしたものでせう。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
たゞわれ/\日本人につぽんじんとしてはかような天災てんさいくつすることなく、むし人力じんりよくもつてその災禍さいかをないようにしたいものである。かくするには地震ぢしん火山かざん何物なにものであるかをきはめることが第一だいゝちである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
細工に落ちると云ふが、僕のやる事は、自然の手順が狂はない様にあらかじめ人力じんりよくで装置をする丈だ。自然に背いた没分暁ぼつぶんぎょうの事を企てるのとはたちが違ふ。細工だつて構はん。細工がわるいのではない。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
今日こんにちのごとく機械きかいちからがない時代じだいでありますから、たゞ多數たすう人間にんげんちからあはせて、ときには牛馬ぎゆうばちからりたかもわかりませんが、おほくは人力じんりよくをもつてなされたものに相違そういありません。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)