くるま)” の例文
孫策はくるまに乗って、城門から出てきた。さだめし赦免しゃめんされるであろうとみな思っていたところ彼の不機嫌は前にも増して険悪であった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、路傍に沿って、飄々ひょうひょうと一緒についてくる老人がある。孫策がくるまの内からふと見ると、于吉だった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孫策もそれには負けて、遂にくるまの用意を命じ、道士院の玉清観へおもむいた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)