“轎舁”の読み方と例文
読み方割合
かごか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「長居していると、麓に待たせておいた轎舁かごかきが、ひょっと登って来るかもしれない。オオ女の櫛、かんざしも路銀の足し、そいつも拾って」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
印度において旅客運搬を業としているのは、土人の轎舁かごかきであるが、彼らは我国の雲助にも劣った、真に裸一貫の輩であるから、民事責任を負うて賠償するなどという事は、到底出来ない相談である。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
「麓で轎舁かごかきたちも飲んでいた。じつあそれを見てから、急にのどがグビついていたところでさ。一杯いただきましょうか」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)