“輿轎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かご50.0%
こしかご50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ははアん。じゃアいま先へ行った輿轎かごは、やはりここの奉行だったのかい。……どうもそんなにおいがと、思ってけて来たんだが」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
奉行は綺羅きら輿轎こしかごに乗ッていたのである。輿こしワキには護衛の力士が鎗を持ってつきしたがい、騎馬の与力がそのあとさきを守って往来の邪魔者をいちいち叱咤しったしながら行く——
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)