“輿望”の読み方と例文
読み方割合
よぼう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『太平記』の記者などは、所きらわず正成を褒め倒して居るが、これなども戦記作者を通じて、当時一般の輿望よぼうが現われているのである。
四条畷の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
彼がロンドン大学予備科の教授に就任したのは、一八七〇年の暮で、ここでも彼の人格と、学力とは、彼をして学生達の輿望よぼうの中心たらしめた。
そこへ、時の兵部の大丞黒田清隆が、陸軍のなかでもこの人ありと知られたさかんな輿望よぼうを担って任を受けた。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)