“よぼう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
輿望71.4%
預防14.3%
豫防7.1%
予防7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼がロンドン大学予備科の教授に就任したのは、一八七〇年の暮で、ここでも彼の人格と、学力とは、彼をして学生達の輿望よぼうの中心たらしめた。
要するに普通の田舎者いなかものが始めてみやこ真中まんなかに立つて驚ろくと同じ程度に、又同じ性質に於て大いに驚ろいて仕舞つた。今迄の学問は此驚ろきを預防よぼうする上に於て、売薬程の効能もなかつた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
(イ)洪水こうずい豫防よぼう。 森林しんりんとはやまをか一面いちめんに、こんもりしげつて、おほきなふかはやしとなつてゐる状態じようたいをいふのです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
(ホ)ゆきなだれと海嘯つなみ防止ぼうし。 それからまへにおはなしした洪水こうずい豫防よぼうや、水源すいげん涵養かんようのほかに森林しんりん雪國ゆきぐにですと『ゆきなだれ』のがいふせぐことも出來できます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
ピョコンと、おじぎをして、たくみに、あとの拳骨げんこつ予防よぼうした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)