“よばう”の漢字の書き方と例文
語句割合
豫防100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そればかりか、五日に一度は、例の長さんがやつて來て、ふところに呑んで來た短刀を疊の上につき差して見せたりしては、おきみの逃亡を脅迫けふはく豫防よばうした。
天国の記録 (旧字旧仮名) / 下村千秋(著)
のちあるしよ感冐かんばう豫防よばうするに冷水浴れいすゐよく非常ひじやう利益りえきあるよしふたゝ冷水浴れいすゐよくおこなひ、春夏しゆんかこう繼續けいぞくするをしも、寒冷かんれいころとなりては何時いつとなくおこたるにいた
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
女房にようばうんだとき卯平うへい枕元まくらもとなかつた。村落むらには赤痢せきり發生はつせいした。豫防よばう注意ちういなにもない彼等かれらたがひ葬儀さうぎうてすこしの懸念けねんもなしに飮食いんしよくをしたので病氣びやうき非常ひじやういきほひで蔓延まんえんしたのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)