“山轎”の読み方と例文
読み方割合
やまかご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、趙の山轎やまかごを見送って、叢林そうりんの一房に帰ってくると、彼はもう長者の言も忘れ顔に、ごろりと仰向けに寝ころんでいた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さて入寺にゅうじ登山の日となれば、二ちょう山轎やまかごの荷持ちの男どもが五台山へさしていった。すでに一山の長老や僧衆とも、得度とくどの式、贈物ぞうもつ施入せにゅう、あとの祝いなど、諸事しめし合せはついている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
先では山轎やまかごで山路を登り、断金亭だんきんていで一ト休みをとる。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)