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千断
ふりがな文庫
“千断”の読み方と例文
読み方
割合
ちぎ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちぎ
(逆引き)
山下へ出た時は、手も足も寒さに
凍
(
こご
)
えて
千断
(
ちぎ
)
れそうな気がしたので、とある居酒屋が見つかったのを幸い、そっと
暖簾
(
のれん
)
をくぐった。
四十八人目
(新字新仮名)
/
森田草平
(著)
それは、
色褪
(
いろあ
)
せた
古金襴
(
こきんらん
)
の袋に入っている。糸はつづれ、
紐
(
ひも
)
も
千断
(
ちぎ
)
れているが、
古雅
(
こが
)
なにおいと共に、中の笛までが、ゆかしく
偲
(
しの
)
ばれる。
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
食い物もろくに食わずに、土間に立詰めだ。
指頭
(
ゆびさき
)
の
千断
(
ちぎ
)
れるような寒中、炭を
挽
(
ひ
)
かされる時なんざ、
真実
(
ほんと
)
に泣いっちまうぜ。
新世帯
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
千断(ちぎ)の例文をもっと
(14作品)
見る
千
常用漢字
小1
部首:⼗
3画
断
常用漢字
小5
部首:⽄
11画
“千”で始まる語句
千住
千切
千々
千種
千
千尋
千歳
千曲川
千鳥
千代
“千断”のふりがなが多い著者
広津柳浪
チャールズ・ディケンズ
森田草平
火野葦平
吉川英治
徳田秋声
中里介山
海野十三
泉鏡花