“爲出來”の読み方と例文
新字:為出来
読み方割合
しでか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おぬし堪忍かんにんならん! はれやれ、おぬし來賓中らいひんちゅう大鬪爭おほげんくわおこさせうぞよ! 大騷動おほさうどう爲出來しでかさうわい! えゝ、おぬしのやうなのが、その!
そして斷えず「何を爲る?」ということに就いて頭を惱ましながら、實際何一つ爲出來しでかすことも無く、他から見ると唯ブラ/\と日を暮してゐた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
いろ蒼白まッさを!……ほかにもたれやら? や、パリスどのまで? あまつさへ血汐ちしほひたって?……あゝ/\、なんといふ無慚むざん時刻じこくぢゃ、如是こんなあさましいことをば一とき爲出來しでかすとは!……や、ひめ身動みうごきやる。