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這麼
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こんな
ふりがな文庫
“
這麼
(
こんな
)” の例文
何
(
なん
)
だ、
又
(
また
)
これを
持
(
も
)
つて
帰
(
かへ
)
るほどなら、
誰
(
たれ
)
が
命
(
いのち
)
がけに
成
(
な
)
つて、
這麼
(
こんな
)
ものを
拵
(
こしら
)
へやう。……
誑
(
たぶらか
)
しやあがつたな!
山猫
(
やまねこ
)
め、
狐
(
きつね
)
め、
野狸
(
のだぬき
)
め。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
『
少
(
すこ
)
しも
乘客
(
じようきやく
)
を
煩
(
わづら
)
はさんやうに
務
(
つと
)
めてゐる
俺
(
おれ
)
か、
其
(
そ
)
れとも
這麼
(
こんな
)
に
一人
(
ひとり
)
で
大騷
(
おほさわぎ
)
をしてゐた、
誰
(
たれ
)
にも
休息
(
きうそく
)
も
爲
(
さ
)
せぬ
此
(
こ
)
の
利己主義男
(
りこしゆぎをとこ
)
か?』
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
然
(
さ
)
うすると私達も、いつかは茸のやうな
這麼
(
こんな
)
仄
(
ほの
)
かな風味に
舌鼓
(
したづゝみ
)
を打つ興味に感じなくなつて
了
(
しま
)
ふかも知れぬ。
茸の香
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
這麼
(
こんな
)
風
(
ふう
)
で
中坂
(
なかさか
)
に
社
(
しや
)
を
設
(
まう
)
けてからは、
石橋
(
いしばし
)
と
私
(
わたし
)
とが
一切
(
いつさい
)
を
処理
(
しより
)
して、
山田
(
やまだ
)
は
毎号
(
まいごう
)
一篇
(
いつぺん
)
の小説を書くばかりで、前のやうに社に
対
(
たい
)
して
密
(
みつ
)
なる
関係
(
くわんけい
)
を持たなかつた、と
云
(
い
)
ふのが
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
従ってこれに関して読者諸君を益するような
斬新
(
ざんしん
)
な勉強法もなければ、面白い材料も持たぬが、自身の教訓の為め、つまり
這麼
(
こんな
)
不勉強者は、
斯
(
こ
)
ういう結果になるという
戒
(
いましめ
)
を
私の経過した学生時代
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
這麼
(
こんな
)
物を食つて一
人前
(
にんまへ
)
五フラン以上払はされたのを見ると菜食料理は倹約になる訳で無い。
此
(
この
)
家の
入口
(
いりくち
)
の右手は本屋に成つて居て諸国の
菜食主義
(
ヹジタリズム
)
の出版物
許
(
ばか
)
りを並べて居た。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
恁
(
か
)
くまでも
昨日
(
きのふ
)
の
奇
(
く
)
しき
懊惱
(
なやみ
)
が
自分
(
じぶん
)
から
離
(
はな
)
れぬとして
見
(
み
)
れば、
何
(
なに
)
か
譯
(
わけ
)
があるのである、さなくて
此
(
こ
)
の
忌
(
いま
)
はしい
考
(
かんがへ
)
が
這麼
(
こんな
)
に
執念
(
しふね
)
く
自分
(
じぶん
)
に
着纒
(
つきまと
)
ふてゐる
譯
(
わけ
)
は
無
(
な
)
いと。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
壁に掛けて置いたキユビストの絵を見附けて「あなたは
這麼
(
こんな
)
物を好くか」と云ふから
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
未
(
ま
)
だ/\有るが
些
(
ちよつ
)
と胸に
浮
(
うか
)
ばない、
先
(
ま
)
づ
這麼
(
こんな
)
風
(
ふう
)
に
業躰
(
げふてい
)
が違つて
居
(
ゐ
)
るのです、
而
(
さう
)
して、
後〻
(
のち/\
)
硯友社員
(
けんいうしやいん
)
として
文壇
(
ぶんだん
)
に立つた
川上眉山
(
かはかみびさん
)
、
巌谷小波
(
いはやせうは
)
、
江見水蔭
(
えみすゐいん
)
、
中村花痩
(
なかむらくわさう
)
、
広津柳浪
(
ひろつりうらう
)
、
渡部乙羽
(
わたなべおとは
)
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
山田
(
やまだ
)
が四
級
(
きふ
)
に入つて来たのです、実に
這麼
(
こんな
)
意外な
想
(
おもひ
)
をした事が無い、第二中学に
居
(
ゐ
)
た時は
私
(
わたし
)
より二
級
(
きふ
)
上
(
うへ
)
の
山田
(
やまだ
)
が、
予備門
(
よびもん
)
では二
級
(
きふ
)
下
(
した
)
の
組
(
くみ
)
に入つて来たのでせう、
私
(
わたし
)
は
何為
(
どうし
)
た事かと思ひました、
然
(
しか
)
し
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
『だが
何
(
なん
)
の
爲
(
ため
)
に
貴下
(
あなた
)
は
私
(
わたし
)
を
這麼
(
こんな
)
ところに
入
(
い
)
れて
置
(
お
)
くのです?』
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
這
漢検準1級
部首:⾡
11画
麼
漢検1級
部首:⿇
14画
“這麼”で始まる語句
這麼事
這麼處
這麼町
這麼風
這麼臭
這麼形
這麼物
這麼不潔
這麼老朽
這麼眞暗