私の経過した学生時代わたしのけいかしたがくせいじだい
私の学生時代を回顧して見ると、殆んど勉強という勉強はせずに過した方である。従ってこれに関して読者諸君を益するような斬新な勉強法もなければ、面白い材料も持たぬが、自身の教訓の為め、つまり這麼不勉強者は、斯ういう結果になるという戒を、思い出した …
作品に特徴的な語句
仮令よし かか しら すこ 利益とく 如何どう かかわ むず きわ きたな 漸々だんだん 漸次だんだん 迂路まわりみち わずか 先方むこう 其那そんな つる きま ずつ 小遣こづか つい 悉皆すっかり いましめ よんどころ 明瞭はっきり しば ほと すま ばか 退 はるか 一寸ちょっと 一所いっしょ 丁度ちょうど うち しま また 何時いつ おさ わず まま 其儘そのまま およ つと すなわ 却々なかなか 可成かなり 可笑おか ただ たま ほか 大抵たいてい もっと 庭球テニス わずら いだ 挨拶あいさつ 斬新ざんしん 是等これら しばら さら いわ 気儘きまま 沢山たくさん 矢鱈やたら もと 結局つまり すべ いささ みずか 芳賀はが 見做みな かく 貴君あなた 身体からだ