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懊惱
ふりがな文庫
“懊惱”のいろいろな読み方と例文
新字:
懊悩
読み方
割合
あうなう
50.0%
なやみ
20.0%
あうのう
10.0%
うるさゝ
10.0%
おうのう
10.0%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あうなう
(逆引き)
日
(
ひ
)
は
懊惱
(
あうなう
)
と
困憊
(
こんぱい
)
の
裡
(
うち
)
に
傾
(
かた
)
むいた。
障子
(
しやうじ
)
に
映
(
うつ
)
る
時
(
とき
)
の
影
(
かげ
)
が
次第
(
しだい
)
に
遠
(
とほ
)
くへ
立
(
た
)
ち
退
(
の
)
くにつれて、
寺
(
てら
)
の
空氣
(
くうき
)
が
床
(
ゆか
)
の
下
(
した
)
から
冷
(
ひ
)
え
出
(
だ
)
した。
風
(
かぜ
)
は
朝
(
あさ
)
から
枝
(
えだ
)
を
吹
(
ふ
)
かなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
懊惱(あうなう)の例文をもっと
(5作品)
見る
なやみ
(逆引き)
恁
(
か
)
くまでも
昨日
(
きのふ
)
の
奇
(
く
)
しき
懊惱
(
なやみ
)
が
自分
(
じぶん
)
から
離
(
はな
)
れぬとして
見
(
み
)
れば、
何
(
なに
)
か
譯
(
わけ
)
があるのである、さなくて
此
(
こ
)
の
忌
(
いま
)
はしい
考
(
かんがへ
)
が
這麼
(
こんな
)
に
執念
(
しふね
)
く
自分
(
じぶん
)
に
着纒
(
つきまと
)
ふてゐる
譯
(
わけ
)
は
無
(
な
)
いと。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
懊惱(なやみ)の例文をもっと
(2作品)
見る
あうのう
(逆引き)
樣々な
懊惱
(
あうのう
)
を
累
(
かさ
)
ね、
無愧
(
むき
)
な卑屈な
侮
(
あなど
)
らるべき下劣な情念を押包みつゝ、この暗い六疊を
臥所
(
ふしど
)
として執念深く生活して來たのである。
崖の下
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
懊惱(あうのう)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
うるさゝ
(逆引き)
初
(
はじ
)
めは
人皆
(
ひとみな
)
懊惱
(
うるさゝ
)
に
堪
(
た
)
へずして、
渠等
(
かれら
)
を
罵
(
のゝし
)
り
懲
(
こ
)
らせしに、
爭
(
あらそ
)
はずして
一旦
(
いつたん
)
は
去
(
さ
)
れども、
翌日
(
よくじつ
)
驚
(
おどろ
)
く
可
(
べ
)
き
報怨
(
しかへし
)
を
蒙
(
かうむ
)
りてより
後
(
のち
)
は、
見
(
み
)
す/\
米錢
(
べいせん
)
を
奪
(
うば
)
はれけり。
蛇くひ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
懊惱(うるさゝ)の例文をもっと
(1作品)
見る
おうのう
(逆引き)
椋島に捨てられたものと思い
懊惱
(
おうのう
)
の
果
(
はて
)
、家出をしたのであったが、電気協会ビル事件のとき、思いがけなく椋島のために一命を救われ
国際殺人団の崩壊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
懊惱(おうのう)の例文をもっと
(1作品)
見る
懊
漢検1級
部首:⼼
16画
惱
部首:⼼
12画
“懊”で始まる語句
懊悩
懊
懊々
懊悔
懊悶
懊憹
懊悩呻吟
懊悩地獄
懊悩戦慄
懊悩煩悶
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嘉村礒多
木下杢太郎
アントン・チェーホフ
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国木田独歩
泉鏡太郎
泉鏡花
夏目漱石
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野村胡堂