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あうなう
ふりがな文庫
“あうなう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
懊惱
55.6%
懊悩
44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
懊惱
(逆引き)
獄
(
ごく
)
から
歸
(
かへ
)
つて見ると石がない、
雲飛
(
うんぴ
)
は妻を
罵
(
のゝし
)
り
子
(
こ
)
を
毆
(
う
)
ち、
怒
(
いかり
)
に
怒
(
いか
)
り、
狂
(
くる
)
ひに
狂
(
くる
)
ひ、
遂
(
つひ
)
に
自殺
(
じさつ
)
しようとして
何度
(
なんど
)
も
妻子
(
さいし
)
に
發見
(
はつけん
)
されては自殺することも
出來
(
でき
)
ず、
懊惱
(
あうなう
)
煩悶
(
はんもん
)
して居ると、一夜
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
事情が事情だつたので自殺だといふ噂も立ちましたが、事實はひどい
懊惱
(
あうなう
)
と貧苦のために、
癆症
(
らうしやう
)
が重くなり『歸つた夫』を迎へて、もう一度以前の平和な生活を樂しむことも出來なかつたのです。
銭形平次捕物控:143 仏喜三郎
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
あうなう(懊惱)の例文をもっと
(5作品)
見る
懊悩
(逆引き)
そして彼は悶え、一刻前の凡ての輝ける希望と、喜びとは忽ち底知れぬ絶望と
懊悩
(
あうなう
)
とに変つた。
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死
(新字旧仮名)
/
長与善郎
(著)
して居るんだ。僕もやつた。しかもツイ近頃の事よ。そして別れた、同じく事情ありさ。見たらう君、新聞に出て居た、湯村は某女学生に恋して、
懊悩
(
あうなう
)
煩悶
(
はんもん
)
の極、小説が書けないんだつて、あれさ。
茗荷畠
(新字旧仮名)
/
真山青果
(著)
あうなう(懊悩)の例文をもっと
(4作品)
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