トップ
>
此麼
>
こんな
ふりがな文庫
“
此麼
(
こんな
)” の例文
「それは丈夫だと言っていました。病気で泣くんじゃないって——そして
此麼
(
こんな
)
に神経の立っている子は珍らしいって言いましたよ。」
童子
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
「然し君のやうに
此麼
(
こんな
)
にぶく/\ぢやないんだとさ。」そして彼は真白な彼女の腕首をびしりと叩いた。
静物
(新字旧仮名)
/
十一谷義三郎
(著)
私は此夜、
此麼
(
こんな
)
のを何十組となく見せつけられて、少からず憤慨してゐたが、殊にも其處が人通の少い街なので、二人の樣子が一層睦じ氣に見えて、私は一層癪に觸つた。
散文詩
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
それは、暇な時には、随分想像を逞しくして、あんな家、
此麼
(
こんな
)
家と、考えを廻します。
書斎を中心にした家
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
きよ子はふと
此麼
(
こんな
)
ことを言った。
童話
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
此
漢検準1級
部首:⽌
6画
麼
漢検1級
部首:⿇
14画
“此”で始まる語句
此方
此
此処
此家
此奴
此處
此間
此所
此頃
此様