童話どうわ
「お姉さま、——」 小さい弟は何時の間にか川べりの石段の上に腰をかけ、目高をすくっている姉に声をかけた。 「お前、いつの間に来たの、こちらへ来ると危ないわよ、わたしすぐ足をふいて行くから。」 姉は慌てて今まで流れにひたしていた足をふいて、拭 …
作品に特徴的な語句
なだ ぼん いっ 微笑わら とし はな おっしゃ 落着おちつき 行処いくところ 小径みち さえ 悸然きぜん 吃驚びっく しば おも かか あき すべ しゃが 物怖ものお とも まぶ 蕭条しょうじょう 目高めだか 目金めがね しろ かわら ただ わずら 茫々ぼうぼう 草履ぞうり 落莫らくばく 蕭殺しょうさつ いなご 行燈あんどん たもと あか びっこ 這入はい 鞦韆ぶらんこ ふさ ふな 凝乎じっ ささや ただ 呼吸いき 可笑おか 可懐なつか 叮嚀ていねい なら 四辺あたり 何時いつ 何処どこ しま 不図ふと 一望いちぼう 声音こわね 居耐いたたま 微笑ほほえ 愕然がくぜん はばか たた 本統ほんとう よこた 此処ここ 此麼こんな ほとん むし 沈鬱ちんうつ
題名が同じ作品
童話 (新字新仮名)今野大力 (著)
童話 (新字旧仮名)原民喜 (著)