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悸然
ふりがな文庫
“悸然”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ぎょっ
50.0%
ぎよつ
30.0%
きぜん
10.0%
はつ
10.0%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぎょっ
(逆引き)
狂人
(
きちがい
)
か、乞食か、
但
(
ただ
)
しは
彼
(
か
)
の
山𤢖
(
やまわろ
)
の
眷族
(
けんぞく
)
か、殆ど正体の判らぬ
此
(
こ
)
の老女を一目見るや、市郎も
流石
(
さすが
)
に
悸然
(
ぎょっ
)
とした。トムが
怪
(
あやし
)
んで吠えるのも無理は無い。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
悸然(ぎょっ)の例文をもっと
(5作品)
見る
ぎよつ
(逆引き)
さうして見よ、
背後
(
うしろ
)
から尾をあげ
背
(
せ
)
を高めた黒猫がただぢつと
金
(
きん
)
の眼を光らしてゐたではないか。私は
悸然
(
ぎよつ
)
として泣いた。
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
悸然(ぎよつ)の例文をもっと
(3作品)
見る
きぜん
(逆引き)
お俊は
悸然
(
きぜん
)
とした気もちだった。ふと気を変え、自分の心の暗みを手さぐるような気で、こう言ってさぐりを入れて見るようになった。
童話
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
悸然(きぜん)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
はつ
(逆引き)
哀れな瞳が狂気したやうな額の下からぢつと
此方
(
こちら
)
を見てゐる。私は
悸然
(
はつ
)
として乳の上を抑えた、白い手の芽も飛び出さなかつた、と思ふとぢつと
黙
(
つぐ
)
んだ唇が稍安心と憎悪の薄笑ひを浮べる。
桐の花
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
悸然(はつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
悸
漢検1級
部首:⼼
11画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“悸”で始まる語句
悸
悸々
悸乎
悸気
悸動
悸毛
悸病
“悸然”のふりがなが多い著者
山下利三郎
加能作次郎
北原白秋
岡本綺堂
室生犀星