“こんだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
今度62.5%
此度9.4%
献立6.3%
誉田6.3%
今田3.1%
坤兌3.1%
恁麽3.1%
昆田3.1%
獻立3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やすさんは、まだかへらないんでせうかね。貴方あなた今度こんだ日曜にちえうぐらゐ番町ばんちやうまでつて御覽ごらんなさらなくつて」と注意ちゆういしたことがあるが、宗助そうすけ
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
新「サア出せ、出さねえと撲るぞ、厭でも撲るぞ、此度こんだア手じゃアねえまきだぞ、放さねえか」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
が、「今日きょう献立こんだて」はあっても、洋食の食べかたなどと云うものはなかった。
たね子の憂鬱 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
河内の誉田こんだ八幡でこの日の若宮祭礼に造花を飾った壇輾だんじりを曳くのも、壱岐の住吉社でこの日軍越くさこえの神事と称し神馬を牽いて村々を巡るのも、他の諸社の祭典と共に
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
窯はその国の古い都篠山ささやまから、そう離れたところではありません。立杭たちくいと呼ぶ村で、今は兵庫県内の多紀たき今田こんだ村に属します。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
「巽から始まった天地人の筋、一つは坤兌こんだの間を走り、一つは乾に向かっている。最下の筋は坎を貫く!」
鵞湖仙人 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
『早くけえつて寝るこつた。恁麽こんだ時何処ウ徘徊うろつくだべえ。天理様拝んで赤痢神が取付とツつかねえだら、ハア、何で医者いしやくすりが要るものかよ。』
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
昆田こんだ」と云う誰でもが覚えにくがる栄蔵の名字を二度ききなおしてから、奥へ入って行ったがやがてすぐに客間に通された。
栄蔵の死 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
實は退引ならぬ二人の間のわだかまりの雲を、この獻立こんだてで、一擧に片付けようとしたのも無理のない成行でした。