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糾
ふりがな文庫
“糾”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ただ
52.6%
もつ
10.5%
きう
5.3%
あざな
5.3%
きゅう
5.3%
たゞ
5.3%
な
5.3%
よ
5.3%
ナ
5.3%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ
(逆引き)
これらは成長されてからも変らず、御家相続ののちでさえ、自分がたれびとであるかを、いちいち左右の者に問い
糾
(
ただ
)
されるありさまであった。
若き日の摂津守
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
糾(ただ)の例文をもっと
(10作品)
見る
もつ
(逆引き)
蔓
(
つる
)
の
糾
(
もつ
)
れて居る工合を見るのも何となく面白かつた。この時どやどやと人の足音がして客が来たらしい。やがて
刺
(
し
)
を通じて来たのは孫生、快生の二人であつた。(ツヅク)(八月二十三日)
病牀六尺
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
糾(もつ)の例文をもっと
(2作品)
見る
きう
(逆引き)
公子
(
こうし
)
糾
(
きう
)
敗
(
やぶ
)
るるや、
召忽
(
せうこつ
)
は
之
(
これ
)
に
死
(
し
)
し、
吾
(
われ
)
は
(一〇)
幽囚
(
いうしう
)
せられて
辱
(
はづかしめ
)
を
受
(
う
)
く。
鮑叔
(
はうしゆく
)
、
我
(
われ
)
を
以
(
もつ
)
て
恥
(
はぢ
)
無
(
な
)
しと
爲
(
な
)
さず。
我
(
わ
)
が
(一一)
小節
(
せうせつ
)
を
羞
(
は
)
ぢずして・
功名
(
こうめい
)
の・
天下
(
てんか
)
に
顯
(
あら
)
はれざるを
恥
(
は
)
づるを
知
(
し
)
れば
也
(
なり
)
。
国訳史記列伝:02 管晏列伝第二
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
糾(きう)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
あざな
(逆引き)
「さても、お久しいことでござった。今日、こうして無事な姿が見られようとは、まことに、
禍福
(
かふく
)
は
糾
(
あざな
)
える縄のごとしとか。人生の
不測
(
ふそく
)
、分らないものですな」
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
糾(あざな)の例文をもっと
(1作品)
見る
きゅう
(逆引き)
「
斉
(
せい
)
の
桓公
(
かんこう
)
が公子
糾
(
きゅう
)
を殺した時、
召忽
(
しょうこつ
)
は公子糾に殉じて自殺しましたのに、
管仲
(
かんちゅう
)
は生き永らえて却って桓公の政をたすけました。こういう人は仁者とはいえないのではありますまいか。」
現代訳論語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
糾(きゅう)の例文をもっと
(1作品)
見る
たゞ
(逆引き)
押
(
おさ
)
せるに及ず是は其身の中
骨
(
ほね
)
の
端
(
はし
)
にて
證印
(
しよういん
)
爲
(
な
)
す事なれば爪印は輕からぬ儀ゆゑ猶一通り
糾
(
たゞ
)
され然るべく存ずる也とあるにぞ理左衞門は是非なく九助に向ひコリヤ九助其方儀此程爪印の節
掌
(
てのひら
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
糾(たゞ)の例文をもっと
(1作品)
見る
な
(逆引き)
不圖、旅人は面白い事を考出して、
密
(
そつ
)
と口元に笑を含んだ。紙屑を袂から出して、
紙捻
(
こより
)
を一本
糾
(
な
)
ふと、それで紙屑を犬の尾に
縛
(
ゆは
)
へつけた。
散文詩
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
糾(な)の例文をもっと
(1作品)
見る
よ
(逆引き)
そうしてそれがだんだんに大きい輪を作って、さながら踊りだしたように
糾
(
よ
)
れたり
縺
(
もつ
)
れたりして狂った。
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
糾(よ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ナ
(逆引き)
博士の此迄出された脚本を読んだ記憶を呼び返して見ると、不思議に、一事件の発展に、二人の主人公の行為が、
糾
(
ナ
)
ひまぜになつて居ます。
芝居に出た名残星月夜
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
糾(ナ)の例文をもっと
(1作品)
見る
糾
常用漢字
中学
部首:⽷
9画
“糾”を含む語句
紛糾
糾合
糾弾
糾明
糾問
糾々
糾纏
雜亂紛糾
錯雜紛糾
錯雑紛糾
錯綜紛糾
聞糾
結糾
紛糾沙汰
紛糾交錯
糾纏錯雑
糾繩
糾縄
糾紛
糾然
...
“糾”のふりがなが多い著者
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
司馬遷
下村湖人
浜尾四郎
作者不詳
南方熊楠
吉川英治
徳田秋声
幸田露伴
正岡子規