“糾明”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゅうめい90.9%
きゆうめい9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しからぬ男だ、帰ったら糾明きゅうめいせねばならぬ。——其許そこもとを怨むどころか、此方このほうこそ、門下どもの統御の不行届き何とも面目ない」
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
では鴻池こうのいけさんのお嬢様だっしゃろ、と答えるくらいが落ちであるから、ここでそれを糾明きゅうめいするわけにはいかないが、ナンとその三井家のお嬢様に
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ようやくに之を引立て、ほど近ければ我家に連れ帰り、打擲ちようちやくをすれどもかつて物を言はず、且つつえの下痛める体も無く、何とも仕方無ければ、夜明けて再び糾明きゆうめいすべしとて、うまやに強く縛り附け置きしに
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)