“きゅうめい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
糺明39.2%
窮命37.3%
糾明13.7%
究明5.9%
窮明2.0%
糺命2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
——帰ったら、糺明きゅうめいしてやろう。お磯がよくない。どこかに置いて、も一度、詫びをさせて家に入れるつもりだろう。
べんがら炬燵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼女を糺明きゅうめいし、あるいは監督するにしても、その際に処する自分の腹をあらかじめ決めて置かなけりゃならない。
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
それを本人が希望しないで、少なくとも七日間はあれに窮命きゅうめい籠城ろうじょうしていなければならぬというのは
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「じゃ、矢張り、悪人たちの手で、傀儡かいらいに使われたのだろう。しかし、そのわが子を、作兵衛は何でこんなに窮命きゅうめいするのか」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と答えるくらいが落ちであるから、ここでそれを糾明きゅうめいするわけにはいかないが、ナンとその三井家のお嬢様に
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「あくまで明しを立てぬとなら、殿の寵妾おもいものとて容赦ようしゃはせぬ! 殿に願って御身を捕らえ充分糾明きゅうめい致すまでじゃ!」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
しかし学問上からそのトゲは何であるのかを究明きゅうめいするのは、すこぶる興味ある問題の一つである。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
人間個々が、未生みしょうからすでに宿してきた性慾、肉体の解決という課題が、文学の大事ならば、同列の人間宿命といいうる闘争本能の根体こんたい究明きゅうめいしてゆくことも、大きな課題といってよい。
宮本武蔵:01 序、はしがき (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いやなかなか機鋒きほうするどい女で——わしの所へ修業に来ていた泰安たいあんと云う若僧にゃくそうも、あの女のために、ふとした事から大事だいじ窮明きゅうめいせんならん因縁いんねん逢着ほうちゃくして——今によい智識ちしきになるようじゃ」
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
女らしくないといって、糺命きゅうめいのため味噌蔵みそぐらにいれられた小りんちゃんは、大人たちの不当な仕置きに腹を立てた。