糺命きゅうめい)” の例文
女らしくないといって、糺命きゅうめいのため味噌蔵みそぐらにいれられた小りんちゃんは、大人たちの不当な仕置きに腹を立てた。あやまることなんぞ考えもしなかった。
「——お師さまには、何もご存じないことだ。糺命きゅうめいされたのは、汝の自業自得じごうじとくではないか」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)