“糺明”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゅうめい84.6%
きうめい7.7%
ただし3.8%
たゞし3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とにかく明朝、あの浅田とやらいう人足を役所に呼び出し、きびしく糺明きゅうめいしてやろうと、すこぶ面白おもしろくない気持でその夜は寝た。
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
見いだし且つは其所の役人自然しぜん私欲しよくすぢ等之れあり下々の者難澁なんじふ致す向もあらば夫々御糺明きうめい仰付おほせつけらるゝ御趣意しゆいなり依て上樣御目代もくだいとの仰を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
むむ、なんしろ一番糺明ただして見ようと、たなそこを高く打鳴らせば、ややありて得三の面前に平伏したるは、当家に飼殺しの飯炊にて、お録といえる老婆なり。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
つめひかへながら願書御取上の有無うむは如何や又とがめにてもかうむる事と心配し居しにやがて縫殿頭殿彌兵衞を呼れ兩人が體を見るに僞らざる樣子自然しぜん面にあらはるゝにより願書の趣き一通り糺明たゞしつかはせといはれ駕籠を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)