“目代”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もくだい90.9%
めがわ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
国司の遥任えうにんが盛んに行はれ、(遥任とは、国守に任ぜらるゝも、自らは任国に赴かず、目代もくだいを差遣して政務に当らしめるものである)
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
見いだし且つは其所の役人自然しぜん私欲しよくすぢ等之れあり下々の者難澁なんじふ致す向もあらば夫々御糺明きうめい仰付おほせつけらるゝ御趣意しゆいなり依て上樣御目代もくだいとの仰を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
すなわち、執権高時公のお目代めがわりを仰せつかって、近江の要衝ようしょうに堅陣をき、それらの不審を見まもるために西上するのだ。おてまえの御主人にも、ようそのむねを申しておくがよろしいのう……
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)