“もくだい”の漢字の書き方と例文
語句割合
目代100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると玉王の五歳の時、国の目代もくだいがこのことを聞いて、自分も子がないために、無理に取り上げて自分の手もとに置いた。
松坂では殿町に目代もくだい岩橋某と云うものがいて、九郎右衛門等の言うことを親切に聞き取って、綿密な調べをしてくれた。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
迎えの灯と、列の灯とが合流して、目代もくだい邸のほうへ押流れた。寺でも神社でも、かがりいていた。どこかで、鈴や笛や鉦鼓しょうこなどのがくが遠く聞えていた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)