“鴻池”の読み方と例文
読み方割合
こうのいけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
芳川鎌子よしかわかまこを知る人は、それより一足前にあった、大坂鴻池こうのいけ夫人福子の哀れな心根に、女の一生というもののわびしさをも感じるであろう。
明治大正美人追憶 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「市長、私は小使にはようなりませぬ。鴻池こうのいけ善右衛門の親類の孫の娘の婿の従弟に当るものです。市役所の小使などにはようなりませぬ」
空中征服 (新字新仮名) / 賀川豊彦(著)
鴻池こうのいけとかいう素晴しい大物が旅をする時、わざと大がかりをいとい、なんでもない旅商人のようにカモフラージを試むることがあるとのこと
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)