“こうのいけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鴻池93.3%
鴻之池6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鴻池こうのいけとかいう素晴しい大物が旅をする時、わざと大がかりをいとい、なんでもない旅商人のようにカモフラージを試むることがあるとのこと
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
あの茶碗に附屬物一式揃つてゐたら、五百兩とか千兩とかいふ相場が付いて、大名の藏か三井鴻池こうのいけといつた大町人のところに納まるものでせう。
そのころの金持番付では三井の一枚上にいて、西の鴻之池こうのいけと張出横綱になっているほどな三谷総本家の一族で、斧四郎の通人ぶりは、辰巳たつみ北廓きたも、風靡ふうびしていた。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)