“眇目”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すがめ45.7%
めつかち31.4%
めっかち11.4%
かため2.9%
ひがらめ2.9%
びょうもく2.9%
めうもく2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのとき娘はまるでこれまでに見たことのないような凄い、眇目(すがめ)のような微笑をもらして、うまそうにその赤蛙を呑み込んでしまったのです。
不思議な国の話 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
眇目(めつかち)の東川も、意地惡い興味を覺えた樣な顏をして、默つてそれを眺めた。秋野は煙管の雁首を見ながら煙草を喫んでゐる。
足跡 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
○「へえー、おい鐵、此方(こっち)へ寄れ、ちょいと見ると美(い)い女だが、能く見ると眇目(めっかち)で横っ面(つら)ばかり見た、あゝいう事があるが、矢張(やっぱり)其の質(たち)なんでしょう」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それも然し何(ど)うやら斯(か)うやら収りがついた。が、眇目(かため)の教師はそれなり余り口を利かなかつた。従つて肝腎の授業の批評は一向栄(は)えなかつた。
道 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「御覧(ごろう)じませ。あれは眇目(ひがらめ)の唐人(とうじん)めでござりまする。」と、中間はかの異形の男を指さして教えた。
小坂部姫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
背の低い眇目(びょうもく)の、顔付(かおつき)のどことなくおっとりとした鼠色の服を着ていなさる、幾人の兄弟(けいてい)や、姉妹があり、父や母は何処(いずく)にどうして、而(そ)して真面目な恋もあって
噫(ああ)、眇目(めうもく)の陰陽師(おむみやうじ)
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)