“しっぷ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:シップ
語句割合
湿布100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
流感りゅうかんらしいんですね。肺炎はいえんになるといけないから、いま湿布しっぷをしてやりました。」と、叔母おばさんが、こたえました。
波荒くとも (新字新仮名) / 小川未明(著)
くび湿布しっぷ繃帯ほうたいをして、着流しの伊達だてまきの上へ、の紋ちりめんの大きな帯上げだけをしょっている女は、掃き寄せを塵取ちりとりにとったりして働いていた。
一世お鯉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
その時彼女はうちの近況について何にも語らずに、「この頃は方々で風邪かぜ流行はやるから気をおつけ。お父さんも二三日にさんち前から咽喉のどが痛いって、湿布しっぷをしてお出でだよ」
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)