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塵取
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ちりとり
ふりがな文庫
“
塵取
(
ちりとり
)” の例文
材は松板を
刳
(
く
)
ったものでありますが、茶人だったら
塵取
(
ちりとり
)
にでも取り上げるでしょう。荒物屋ではまた
簓
(
ささら
)
のような
茶筅
(
ちゃせん
)
を売ります。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
町々を飾る青い竹の葉が風に
萎
(
しな
)
びてガサガサ音のするような日の午後に、捨吉は勝手口の横手にある井戸の
側
(
わき
)
を廻って物置から
草箒
(
くさぼうき
)
と
塵取
(
ちりとり
)
とを持って来た。
桜の実の熟する時
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
その幕を張つて居る方の一人は下に居つて幕の端を持ち、他の一人は
梯子
(
はしご
)
に乗つて高い処に幕をかけて居る。その梯子の下には
草履
(
ぞうり
)
がある。
箒
(
ほうき
)
がある。
踏
(
ふみ
)
つぎがある。
塵取
(
ちりとり
)
がある。
病牀六尺
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
とある古い
築地
(
ついじ
)
のかげに身をひそめ、いかなる張良韓信が来ようともたゞ一と討ちと手に汗を握ってうかゞっていますと、程なくそこへ
塵取
(
ちりとり
)
(註、屋根のなき
輿
(
こし
)
の一種也)が一梃通りかゝって
三人法師
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
箒
(
ほうき
)
。ハタキ。渋紙で作った
塵取
(
ちりとり
)
。タン壺。雑巾。
独房
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
▼ もっと見る
善通寺
(
ぜんつうじ
)
の荒物屋で見かける品に、
一閑張
(
いっかんばり
)
の
塵取
(
ちりとり
)
で、とても便利なものがあります。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
“塵取(塵取り)”の解説
塵取り(ちりとり、箕)とは、清掃用具の一つであり、通常は箒とともに用いられる。主に箒で掃き集めたごみをごみ箱まで運ぶために用いられる。
(出典:Wikipedia)
塵
漢検準1級
部首:⼟
14画
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
“塵取”で始まる語句
塵取船