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滓
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をり
ふりがな文庫
“
滓
(
をり
)” の例文
甘い私語と、秘密の享楽とに、何となし心から昵みきれない、
厭
(
いや
)
な
滓
(
をり
)
のやうなものの舌触りを感じながらも、好奇心の充されたことだけでも、全く無意味ではなかつたやうな気がした。
復讐
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
見よ、
苦
(
にが
)
き
闇
(
やみ
)
の
滓
(
をり
)
街衢
(
ちまた
)
には
淀
(
よど
)
みとろげど
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
かなしみの
滓
(
をり
)
を
啜
(
すす
)
るごとくに
一握の砂
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
はた、
滓
(
をり
)
よどむ
壺
(
つぼ
)
を見よ。つとこそ
一人
(
ひとり
)
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“滓(かす)”の解説
かす(滓、糟、粕、残渣)は、原料となる液体や固体などから目的の成分を取り除いた後に残る不純物やあまりの部分。絞り残りなど。転じて、良い部分を取り去って後に残った不用の部分。劣等なもの。つまらぬもの。
(出典:Wikipedia)
滓
漢検1級
部首:⽔
13画
“滓”を含む語句
残滓
鉱滓
渣滓
燃滓
殘滓
茶滓
豆滓
油滓
胡麻滓
滓湯酒
塵滓
豆腐滓
酒滓
豆府滓
金滓
藍滓
蕎麦滓
茶滓漉
銕滓
食滓
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