“うだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宇陀37.5%
34.4%
宇多9.4%
6.3%
菟田6.3%
3.1%
3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは吉野の國栖くずの祖先です。それから山坂を蹈み穿うがつて越えてウダにおいでになりました。依つて宇陀うだのウガチと言います。
めいめい勝手にその中へもぐりこんでしまう。そして、身動きもせず、うだったように、寝しずまっている。彼らは、すうすう言って眠る。そして汗をかく。
外に証拠を求める必要はない、この寺建立の願主天武天皇いまだ東宮であらせられる時、大友皇子に襲われて芳野よしのから大和国宇多うだこおりを通られた際の兵、わずかに十七騎であった。
「さあ、いゝが、おれうだうだうはんてみんなれ。」
鹿踊りのはじまり (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
その孃子は、菟田うだおびと等が女、名は大魚おほをといへり、ここに袁祁の命も歌垣に立たしき。ここに志毘の臣歌ひて曰ひしく
かく設け備へて、その御子をうだきて、城の外にさし出でたまひき。ここにその力士ちからびとども、その御子を取りまつりて、すなはちその御祖みおやりまつらむとす。
この温気うんきに何と、薄いものにしろ襦袢じゅばんと合して三枚もかさねている、うだった阿魔女あまっちょを煽がせられようとは思やしません、私はじめ夢のようでさ、胸気むねきじゃアありませんか。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)